モズ あらすじ

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モズ あらすじ

事件は、人通りの多い昼下がりの繁華街で爆発が起きた。15時8分、日比谷。
道は一瞬にして瓦礫で埋まり、粉塵の舞う中、響き渡るうめき声。
煤にまみれて助けを請う人々、カメラで現場を記録しようとする若者、
泣きながら何かを見つめ立ち尽くす少女…
搬送先の病院は多数の死者と重軽傷者で溢れかえる。

大規模で凄惨なこの事件。警察はテロの可能性も視野に入れて捜査すると発表。
警視庁公安部特務第一課警部の倉木尚武(西島秀俊)は、
監察医務院で爆心地にいた人間の遺体を確認する。

すでに原型を留めてはいないが、彼にはそれが妻の千尋(石田ゆり子)だとわかった。
彼を案内した捜査第一課警部補の大杉良太(香川照之)は気遣う言葉をかけるが、
倉木は嘆くでも怒るでもなく、事件の詳細についてまるで尋問のように大杉を追及する。
「なぜ妻は死ななければならなかったのか?
本当の真実が知りたい」その強い思いが、倉木を衝き動かしていく。

一方、山道を進んだ崖の上で、銃口を突きつけられている新谷和彦(池松壮亮)。
にじり寄る男たちに、新谷は「お前は百舌に早贄にされる」と告げ、
崖から蹴り落とされる。

事件から数日後、大杉は早朝の公園でランニング中の
公安部公安第二課巡査部長・明星美希(真木よう子)を引き留める。
彼女は事件当時現場近くにいたが、
それがただの偶然であると事情聴取で証言していたのだ。






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